【実印・銀行印・認印で異なる?】印鑑の書体を選ぶ方法とは

【実印・銀行印・認印で異なる?】印鑑の書体を選ぶ方法とは

印鑑に使われる書体

印鑑に使われる書体には「楷書体」「行書体」「草書体」「篆書体」「隷書体」「古印体」「印相体」の7種類があります。
実印であれ、銀行印であれ、この用途にはこの書体でなければならないというような決まりはありませんから、作る人の好みで書体を選ぶことができますが、実際には用途によって適した書体とあまり適さない書体があります。

 

書体の決まりはある?

実印の書体に明確な決まりはありませんが、簡単に読めるごく普通の書体だと、複製が非常に簡単に行えるので、セキュリティ強化のためにも、書体はより複雑で、技術が必要なものを選ぶことが推奨されています。
選択できる書体は店舗によって異なりますが、代表的なところだと篆書体が採用されることが多いです。

 

印相体や吉相体などの書体があるので、好みで変更しても問題ありませんし、実印と銀行印で、それぞれの書体を使い分けるという方もいます。

 

実印向けの書体

「篆書体」「印相体」がおすすめ

実印は、法律行為や契約が本人の意思によるものであることを証明する印鑑です。
そのため、それなりの風格があり、かつ、簡単には偽造できない書体である必要があります。
そういった意味では、線が複雑な「篆書体」や「印相体」が実印に向いていると言えそうです。

篆書体とは?

「篆書体」は、日本最古の印鑑として知られる「漢委奴国王」の金印にも使われている、歴史ある書体です。
篆刻に用いられる書体ですから、捺印したときの見栄えのよさは抜群ですし、現在の字体と異なる文字もあるため、偽造がしにくい書体としてもおすすめです。

印相体とは?

一方「印相体」は、篆書体の線を中央から八方に広がるようにアレンジした書体のため、「吉相体」とも呼ばれます。
比較的新しい書体ですが、四方八方に線が広がるという意味から開運印鑑に用いられるおめでたい書体でもあります。

 

銀行印向けの書体

銀行印は実印より多少読みやすさを重視して決めるべきでしょう。
ですから、偽造されにくい「篆書体」「印相体」の他に、読みやすい「隷書体」や「古印体」もよく選ばれます。

隷書体・古印体について
隷書体とは?

「隷書体」は、篆書体に次いで古い書体で、文字のバランス横長で線に独特のうねりや払いがある点に特徴があります。

古印体とは?

「古印体」は日本独特の書体ですが、奈良時代には既に社寺で使われていたそうで、隷書体に少し丸みを持たせたような線が特徴です。

 

認印向けの書体

認印は何と書かれているか読み取れる必要があるので、独特な文字が含まれる篆書体や印相体よりも読みやすい「隷書体」や「古印体」がよく使われます。

しかし、認印の場合にはどのような書体を選んでも問題ありません。

ですから、印刷物などでよりなじみのある「楷書体」「行書体」「草書体」で印鑑を作っても構いません。