実印って変更できるの?<個人・法人それぞれ手順を解説>

実印って変更できるの?<個人・法人それぞれ手順を解説>

実印は、自動車や不動産を購入するとき、またはローンを組むときなど、人生の中でも特に大きな契約をするときに必要となる特別な印鑑です。ですから、丈夫な印材で作成し、厳重に保管するのが普通です。

 

とは言え、印面が欠けたり変形したりしないとも限りませんし、紛失や盗難のためになくなってしまうこともあります。そうでなくても、人によっては姓が変わることもありますから、フルネームや姓のみの印鑑を実印として登録している場合、変更する必要が出てきます。

 

実印の変更の仕方

実印とは市町村役場に登録してある印鑑ですから、まずは登録してある実印の「登録廃止申請書」を提出して、前の印鑑の実印としての効力を無くしてしまいます。そして、その後、改めて新しい印鑑を登録します

 

実印として登録できない印鑑

実印として登録できない印鑑というのもあります。

下記の4点のような印鑑は実印としては登録できませんので注意しましょう。
印影の1辺が8mm未満のものや25mm以上のもの。
ゴム製またはプラスチック製等、変形の恐れがある材質で作られたもの。
印面や枠が欠けたり、摩耗したりしていて、きちんと捺印できないもの。
戸籍上の姓名、またはそのいずれかが彫刻されたと判断できないもの。

 

その他、自治体によっては登録できる場合もありますが、一般的には、同じ印影の印鑑が大量に作成される可能性の高い、版下作成から仕上げまでのすべての工程を機械で行っている印鑑は実印として登録できません。

 

ですから、変更する際もこれらの条件に当たらない印鑑を新しい実印として用意するようにしましょう。

 

実印の変更手続き

実印を変更するときは、住民登録をしている市町村役場へ出向き、新しく実印登録する印鑑と必要事項を記載した印鑑登録申請書を共に窓口に提出します。

 

申請が受理されると、印鑑登録カードも新しくなりますから、以前の印鑑登録カードは返却するか、わからなくならないようにはさみを入れて破棄しましょう。受理がきちんとされていれば、即日印鑑証明書を発行してもらうことができます。

 

法人の実印変更の仕方

法人の実印も変更することが可能です。

ただし、法人の実印を変更する場合は、法務局などの登記所で手続きをします。本店の他に支店が複数存在するような場合は、本社の所在地を管轄する登記所で手続きをします。

 

この時、新しく登録する印鑑の他に、届け出を行う代表者個人の実印と3か月以内に発行された印鑑証明書が必要になります。